書籍詳細「盲ろう者として生きて 指点字によるコミュニケーションの復活と再生」

盲ろう者として生きて
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書誌情報

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書名 盲ろう者として生きて 指点字によるコミュニケーションの復活と再生
著者名 福島智著
出版者 明石書店
出版年 2011.07
価格 2,940円
ページ数 507p
ISBN 978-4-7503-3433-2
4-7503-3433-2
NDC分類 289.1
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内容、書評など

著者・出版者からの内容紹介

(明石書店 2011年9月17日)
幼くして視覚を、ついで聴覚を喪失し、深い失意と孤独の中に沈んでいた著者が「指点字」という手段によって他者とのコミュニケーションを回復し、再生するに至るまでを綿密にたどり直した自伝的論文。人間にとって他者とのつながりがいかに大切かが分かる本。

目次


第I部 盲ろう者研究と本論文の性格
 第1章 「盲ろう者」という存在と先行研究の概況
 第2章 本研究の目的と方法
第II部 視覚・聴覚の喪失と「指点字」を用いたコミュニケーション再構築の過程
 第3章 失明に至るまで
 第4章 失明から失聴へ
 第5章 失聴へ
 第6章 聴力低下と内面への沈潜
 第7章 「指点字」の考案
 第8章 学校復帰――指点字を中心とした生活の始まり
 第9章 再び絶望の状態へ−集団の中での孤独な自己の発見
 第10章 再生−指点字通訳によるコミュニケーションの再構築)
第III部 分析と考察
 第11章 文脈的理解の喪失と再構築の過程
 第12章 根元的な孤独とそれと同じくらい強い他者への憧れの共存)

著者プロフィール


福島 智(フクシマ サトシ)
1962年生まれ、3歳で右目を、9歳で左目を失明する。18歳のときに失聴し、全盲ろうとなる。東京都立大学(現・首都大学東京)大学院人文科学研究科教育学を専攻し博士課程単位を取得、盲ろう者としては日本初の大学研究者となる。現在は東京大学先端科学技術研究センター教授として障害学、バリアフリーの研究を精力的に進めている。また、社会福祉法人全国盲ろう者協会理事、NPO東京盲ろう者友の会顧問を務め、世界盲ろう者連盟アジア地域代表として、2003年には‘Asian Heroes’の一人としてTIME誌に紹介された
Copyright(C)2007 杉田 正幸(Masayuki Sugita)