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メーリングリストアーカイブ [記事番号:1715]

[windows:1715] Re:Windowsの複数音声の同時出力について

　こんにちは。あざらしです。


田中哲夫さん：
> 　ところでこの１時的な無効化を実行した場合はサウンドはどうなるんでしょうか？
> 一つだけのサウンドは出るんでしょうか？それとも、無音になりますか？

　まだ決定ではありませんが、現在の私のイメージでは「無効化」すると
「１音だけが鳴る」という、インストール前に近い状態に戻ります。　
　無効化されるとまず、マルチクライアント化ドライバは
「既存のWAVE出力デバイス占有」を解除しますので、以後、各アプリケーションは、
既存のWAVE出力に対して直接、音データを渡すようになります。ミキシングは行われ
なくなります。


> 　ところで、ウイングルーブをインストールすればリアルプレーヤーやウインドーズ
> メディアプレーヤーは必要なくなりますか？

　坂本さんもフォローしてくれていますが、それぞれ役割が微妙に異なっています。

　ざっと説明してみますと・・・


WinGroove：
　インストールすると、MIDI形式の音楽データから独自の音ネタを使って音声データ
を合成する為のドライバがWindowsに組み込まれます。
　おまけとして、現在のWindowsに備わっている変換機能を利用して色々な形式の
ファイルの再生ができる「ＷＧプレーヤ」が同梱されています。


リアルプレーヤー：
　インストールすると、最新のリアルメディア形式で圧縮されている音声やムービー
を展開するためのデコーダ（変換用のドライバ）がWindowsに組み込まれます。
　リアルプレーヤ自体は、ＷＧプレーヤと同じく、現在のWindowsに備わっている
変換機能を利用し、色々な形式のファイルが再生できます。


Windows Media Player：
　現在のWindowsに備わっている変換機能を利用し、色々な形式のファイルを再生
します。
　WinGrooveやリアルプレーヤーがインストールされていれば、それらが提供してい
る変換機能を利用して再生を行ってくれます。
　時々、Windows Media Playerのパッケージ内にも最新のデコーダが含まれている
場合があります。


フリーウェアなどで良く見かけるマルチメディアプレーヤー類：
　Windows Media Playerと同様、現在のWindowsにインストールされているデコーダ
やドライバがサポートしている範囲で、色々な形式のファイルを再生できます。


といった感じです。


　つまり、「WinGroove」「リアルプレーヤ」「Windows Media Player」は、
プレーヤアプリ部分とは別に「ドライバ」や「デコーダ」を提供しており、
これらがインストールされているかいないかで、お使いのWindowsのファイル
サポート状況（どの形式のファイルを再生できるのか）が変わってきますので、
その点が重要になってきます。
　これらのドライバやデコーダを一通りインストールした後であれば、
どのプレーヤーアプリで再生しても結果に大きな違いはありませんので、
あとは操作性などで好みのものを選び、それを常用していれば良いという事に
なります。




　　　　　　　　　　　　中山裕基(あざらし)
　　　　　　　　　　　　　　WinGroove@wg7.com
　　　　　　　　　　　　　　http://www.wg7.com

Message-ID: <B0000014651@127.0.0.1>
Date: Thu, 28 Sep 2000 06:34:23 +0900
From: "Hiroki Nakayama" <gold@wg7.com>
Subject: [windows:1715] Re:Windowsの複数音声の同時出力について
To: "windows@sl.sakura.ne.jp" <windows@sl.sakura.ne.jp>
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