井上です。こんばんは。
高野 幸男 <radar.yukio@nifty.ne.jp> writes:
> 実はこのメッセージにある(休止機能用のファイル)とはどのような物なのでしょ
> うか?
> もともとWINDOWSに組み込まれている物なのでしょうか
> それとも、種々のアプリケーションの内、どれかに入っている物なのでしょうか?
休止機能でファイルを必要とするのは、「ハイバネーション」というタイプの休
止です。以下で説明するハイバネーションのために予約されているファイル
(C:\save2dsk.binなどの名前のことがあります)が
FAT32変換によって使えなくなるかも知れないという警告のようです。
普通のスタンバイモードではコンピュータの動作を極限まで落として、それでも
電源は入った状態でいわば仮眠状態になります。この場合、次にキーボード上の
キーやマウスに刺激を与えると長くても10秒くらいで元の使える状態に戻りま
す。システムサスペンドともいいます。
それに対して、ノートパソコンの多くにはハイバネーションというもっと深い眠
りにつくモードがあります。これはメモリーの状況を「休止機能用ファイル」ま
たは専用の隠れたパーティションに書き出して、完全に電源を落としてしまいま
す。この場合、次に電源スイッチを操作すると、普通に起動するよりは短いけど
それなりに長い(1分くらいかかることも)時間をかけて、元の状態に戻ります。
サスペンドとハイバネーションを比較すると、
サスペンド: 寝るのも起きるのも速い。電池を少しずつ食いつづける。
ハイバネーション: 寝るのも起きるのも時間がかかる。完全に電源を切るので電
池は減らない。メモリー内容をセーブする専用のファイルや領域が必要。寝たま
ま起きてこない確率がちょっとだけ高い(気がする)
みたいな感じです。
ハイバネーションに使うファイルからメモリー状態を読み出してOSを再開するの
はBIOSの仕事なので、セーブするファイルの場所はBIOSが知っている必要があり
ます。このファイルのある場所がFAT32変換によって変わってしまうために、
ハイバネーションできなくなるという警告がでているわけです。
このファイルを作りなおして新しい場所をBIOSに教える方法があるのですが、実
は私もよく知りません(^^;)。BIOSのメニューにあるかシステムリカバリーディ
スクなどに専用ユーティリティが入っているかのいずれかです。
もしかして古い機種だとファイルを作りなおしてもそもそもFAT32のパーティショ
ン上にあるとハイバネーションできないということがあるのかも知れません。
その辺はマニュアルとかメーカーへの問い合わせで確認するか、同じ機種の人に
聞くのがいいでしょう。
私もWノートでFAT16→FAT32変換はやったことがありません。
# って結局役に立ってませんね。
なお、FAT32への変換のときは途中で勝手にDOSモードに落ちて無言で作業するの
で、気長に末根気と勇気が必要です。
長々書きましたが、何となくわかっていただけたでしょうか?
--
Koichi Inoue, ARGV
E-Mail: inoue@argv.org
ICQ UIN: 74900690
Received: from t-mta1.odn.ne.jp (mfep1.odn.ne.jp [143.90.131.179])
by sl.sakura.ne.jp (8.9.2/[SHINGUJI/SAKURA-990115]) with ESMTP id CAA29942
for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Fri, 17 Nov 2000 02:40:29 +0900 (JST)
Received: from windy.src.argv.org ([211.121.221.107]) by t-mta1.odn.ne.jp
(InterMail vM.4.01.03.01 201-229-121-101) with ESMTP
id <20001116174023668.JEHX.7324.t-mta1.odn.ne.jp@mta1.odn.ne.jp>
for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Fri, 17 Nov 2000 02:40:23 +0900
Received: (from inoue@localhost)
by windy.src.argv.org (8.11.1/3.7W) id eAGHeNX01719;
Fri, 17 Nov 2000 02:40:23 +0900 (JST)
To: windows@sl.sakura.ne.jp
Subject: [windows:2306] Re: fat16からfat32
へ変換しようとしたら…
References: <261ffb36ad48.42fe@smtp.nifty.ne.jp>
From: Koichi INOUE <inoue@argv.org>
Organization: Accessibility Research Group for the Visually Impaired(ARGV)
MIME-Version: 1.0 (generated by REMI 1.14.3 - "Matsudai")
Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
Date: 17 Nov 2000 02:40:10 +0900
In-Reply-To: <261ffb36ad48.42fe@smtp.nifty.ne.jp>
(高野 幸男'smessage of "Fri, 17 Nov 2000
02:11:39 +0900")
Message-ID: <86zoizyfwl.fsf@windy.src.argv.org>
User-Agent: T-gnus/6.14.5 (based on Gnus v5.8.7) (revision 06) REMI/1.14.3
(Matsudai) Chao/1.14.1 (=?ISO-8859-4?Q?Rokujiz=F2?=) APEL/10.2 Emacs/20.7
(i386--freebsd) MULE/4.0 (HANANOEN)
Sender: owner-windows@sl.sakura.ne.jp
X-ML-Sequence: 2306
X-ML-Name: windows
Precedence: bulk
Reply-To: windows@sl.sakura.ne.jp |