今日は、村田です。ご返信有り難うございます。
懇切丁寧にお答えいただき、有り難うございました。
結論から言えば、結局楽(WORDによるWEB保存)をするのでなく、こつこつエディ
タで簡潔なHTMLタグを埋め込んで、HPを作っていくのが良さそうだと感じました。
それから、この質問の発端になった<P>と<BR>ですが、私としては所謂段落替え
(改行して次の行頭を1字下げる)をできるだけ音声閲覧ソフトの読み上げにも反
映させたいので、<BR>より<P></P>を使った方が良いのかなと思いました。ただそ
れでは、小見出しで括られた文章の段落が替わるだけで一々1行空けされるのも気
にはなりますが。
===以下、受信原文===
TakashiAndo <noro3@nifty.ne.jp> Wrote:
>
> こんにちは、安藤@愛知です。
>
> 村田 拓司 "MURATA Takuji" <murata@dinf.ne.jp> Wrote:
> > 「見た目」では、WORDでWEB保存した方が良いようですが、WORDでHTMLに変換す
> > ると、フォントの種類やサイズなどの付加情報がたくさん付いてしまい、複雑な
> > 作りになってしまうので、古いバージョンの閲覧ソフトで見ると、表示が崩れた
> > りする可能性があるとも聞きます。又特に、文字サイズが固定されているため、
> > 閲覧ソフトで文字の大きさを変えられなかったりするので、弱視者のアクセシビ
> > リティには乏しいということも聞きます。
>
> そもそも、晴眼者にとっての見た目にこだわりつつ、古いバージョンのブラウ
> ザや、アクセシビリティにも配慮しようと言うのであれば、htmlタグや、スタイ
> ルシートについてきちんと学習する必要があると思います。
> それから、MLでいろいろな人の意見を聞いて、かえって混乱するようであれ
> ば、HP作製について、詳しく解説しているHPを参考にしたり、書籍を入手し
> たりするのも良いと思いますよ。
> 自分は、
> http://tohoho.wakusei.ne.jp/
> を活用していますが、WORDでのHP作成については、もっと良いHPがある
> かも知れません。
>
> > 私としては、確か音声未対応のNSCと違い、簡単にHTMLに変換できてしまうWOR
> > Dによる加工が魅力的ですが、前記のような理由から余分な付加情報を外せれば単
> > 独でHTML作成ができそうなのですが、どの辺を外せば良いのでしょうか。
>
> どこまで見た目や、アクセシビリティや、正しいhtml文法にこだわるかによっ
> て答えは変わりますし、単にタグを削除するだけではすまない場合もあります。
> 村田さんが作成したファイルを見ずに、この質問に素人が的確に答えられるので
> あれば、おそらくマイクロソフトさんが、とっくの昔に素晴らしいソフトを開発
> していることでしょう。
>
> フォントに関してだけ説明すると、 font という文字列を含むタグ(<と>で囲
> まれた部分)を、すべて削除すれば、アクセシビリティ的には、ある程度大丈夫
> だと思います。
> ただし、これを削除すれば、文字の種類や大きさや色にかんする情報を削除す
> ることになりますから、見栄えは劣りますし、文字のサイズが変わることにより、
> レイアウトが乱れるかも知れません。
> また、文字の色が変わるので、背景色も変えないと、かえって読みづらくなる
> 可能性もあります。
> 色については、<font>以外のタグで指定されているかもしれませんから、colo
> rという文字列や、6桁の16進数や、redやblueなど、色を表す単語を含むタグ
> を探して、もし見つかればそちらも書き換えたりしないと、色に関する見栄えが
> 低下することが考えられます。
>
> フォントの種類に関するタグだけを削除したいのであれば、
> <font face="...">というようなタグと、それに対応する</font>という終了タグ
> を削除します。また、コーテーションで囲まれた部分に複数のフォント名を記述
> して、優先順位をつけることも可能です。
>
> <font face="...">のfaceの部分が、違う文字列の場合は、それぞれ次のような
> 意味になります。
> size 、フォントのサイズ
> color フォントの色
> point-size フォントのポイントサイズ
> font-weight フォントの太さ
>
> 大きい文字や小さい文字も使いたいのであれば、アクセシビリティの面からは、
> 絶対値ではなく、相対値でサイズを指定するのが良いそうです。
> 例えば、<font size="5">という書き方は絶対値による指定で、
> <font size="+1">は、相対値による指定です。
>
> また、文章の見出しを大きな文字にしたい場合は、フォントサイズの指定では
> なく、
> <h1>〜</h1>
> というようなタグで、見出しを囲むべきであるとされています。これは、その文
> 字列が見出しであることを表すタグで、本来は文字の大きさを指定するタグでは
> ありません。しか
> し、結果的には、多くのブラウザで見た目にも大きな文字で表示されるはずです。
>
> FONTという文字列を含まないタグでも、以下のようなものを余分と考えるので
> あれば削除します。
>
> <BIG>〜</BIG> 大きなフォント
> <SMALL>〜</SMALL> 小さなフォント
> <B>〜</B> 太字
> <I>〜</I> 斜体
> <TT>〜</TT> 等幅フォント
> <U>〜</U> 下線付きフォント
> <STRIKE>〜</STRIKE> 取消線付きフォント
> <S>〜</S> 取消線付きフォント
>
> それから、本来は、レイアウトに関しては、htmlタグではなく、スタイルシー
> トを用いるべきであるとされています。これについては、僕も理解が不充分です
> し、htmlに比べて、スタイルシートはブラウザによって対応がまちまちであるな
> ど、難しい面が多いようなので、説明は省略します。
>
> > > VE2000の場合は、IE4で使うと、<br>のところで、行がかわりますが、IE
> > > 5で使うと、<br>は無視されています。
> > (後略)
> >
> > なるほど。これで、私の疑問が解けました。私はIE5.0ですが、VE2000では<P>
> > と</P>に囲まれた部分が1項目になっており、<BR>で、自分としては改行してほし
> > いのに、それが無視されているように読めたからです。
>
> <p>と<br>については、今までいろいろな方がこのMLに書かれた通りです。
> hpを閲覧する立場から見れば、これを不便だと感じるのなら、VE2000かHP
> の作者さんに、修正を要望すればいいですよね。
> しかし、VEXが公開されても、あるいはもしもVE2000がバージョンアップされた
> としても、従来のVE2000を使いつづける方はいるでしょう。ですから、hpを作
> る立場では、さまざまなブラウザで、表示や読み上げ方が
> 違うことを理解して、できるだけそれに対応する必要があると思います。
>
> とは言っても、音声対応のブラウザを個人ですべてそろえるのも、html文法を
> 完璧に理解するのも困難です。
> 後は、個人の考え方次第ですが、例えばWORDで作成したHPを公開して、
> 読みにくいとか、見づらいとか言われれば、徐々に修正して行くのも一つの方法
> ですし、既にHPの元になるテキストファイルがあるのなら、htmlエディタで、
> テキストファイルに必要最小限のhtmlタグを挿入して、htmlファイルを作成し、
> 徐々にレイアウトなどにこだわって修正して行くのも一つの方法でしょう。
>
>
> ではでは。
>
> 安藤 隆
> Email:noro3@nifty.ne.jp
> のろさん研究所(music&PC&tennis):http://homepage2.nifty.com/noro3/
村田 拓司 = MURATA Takuji
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