こんにちわ。Kitoです。
起動用CD作成プログラム、BartPEの音声化に必要な最低限のプログラム
ができました。
下記からダウンロードしていただけます。
http://www.kazusoft.com/pebuilder/pe_plugins.shtml
現時点ではプログラムの公開だけです。ハウツー作成にはしばらく時間
がかかります。
それまでの繋ぎとして、ここで、組込み方の要点を述べさせていただき
ます。長文になります。
煩瑣な印象をもたれるかもしれませんが、おじけづかないでください。
敷居はやがて少しずつ低くなりますから。
XPからの作成を前提とします。原則としてPro、Homeを問いません。
下記で触れるほとんどのプラグインは、
http://popup3.tok2.com/home2/waaaamc/plug.html
からダウンロードできます。(わたしのは上述のHPからです。)
では要点に入ります。
(1)BartPEを入手する。
URLは http://www.nu2.nu/pebuilder/ です。
(2)XP+SP1のインストールCDを準備する。
お持ちのXPが最近購入したものなら、たぶんXP+SP1でしょう。そのまま
使えます。
購入時期が古ければ、無印のXPのはずです。
無印の場合、その無印のXPとSP1の配布から、XP+SP1のインストールCDを
作成しなければなりません。SP1の配布はマイクロソフトからダウンロード
できます。
むずかしくありません。具体的な手順は、"Slipstream XP"という語句で
検索して探してください。BartPEのページにも説明があったかもしれませ
ん。
(3)キー操作を可能にし、日本語表示を正常にするため、次のプラグインを
導入します。
Explore&IE
タスクバーやスタートメニューがあるエクスプローラ風のデスクトップ
になり、キー操作が可能になります。
通常のWindowsとほとんど変わらない操作性が得られます。
Enable Shutdown Dialog
これを組み込まないとシャットダウンが効きません。
日本語サポートプラグイン
日本語の文字化けを防ぎ、IMEを正常にします。
これは
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/4686/Plugin.html?
から。
(4)サウンド機能を働かせるため次のプラグインを導入します。
Enable Sound
サウンド機能の本体です。
ドライバ自動インストール
これを組み込まないと、無音状態で、手でサウンドドライバを更新しな
ければなりません。視覚障害者には困難が状況が生じます。
Device Manager Catalog Classes
デバイスマネージャーの表示を正常にします。
DirectX 9b
サウンドを機能させるために必要です。
そしてBartPEにデフォルトで付属するNetworkプラグインを組み込んでく
ださい。Networkが正常に機能する必要はありません。このプラグインで組
み込まれるレジストリの記述が必要になるようです。
(5)SAPIを組み込む。
この作業には拙作プログラムを使います。
SAPI4とSAPI3のプラグイン生成プログラムをそれぞれ用意しました。
GenSAPI4Inf.exeまたはGenSAPI3Inf.exeを実行すると、プラグインを生成
します。
マシンにインストールしているSAPIと異なるバージョンを組み込みたい
ときは、同梱ドキュメントに方法を書いています。それに従ってください。
3と4を同時に組み込むとNTFS環境では4が働きます。FAT32では不定にな
るでしょう。
(Explore&IEプラグインをはじめとするいくつかのプラグインでは、組
み込み順序が関係してきます。未確認ですが、FAT32環境でISOイメージを
作ると、組み込み順序が乱れるようです。だからBartPEはNTFS上におくの
がいいです。テストしたところ、わたしの環境ではFAT32でもうまくいきま
した。これはたまたまかもしれません。)
(6)音声合成エンジンを組み込む。
拙作プログラムGenIBMVoicesInf.exeを使います。
ProTALKER, ViaVoice, そしてHPR英語版に付属するOutloudに対応してい
ます。
実行すると音声を選択するためのダイアログボックスが出ます。そのま
まOKボタンを押せば、IBM音声だけが選択されます。
IBMVoices.Infの生成には1、2分かかります。
処理中は、キャンセルボタンを持った進行状況を知らせるダイアログボ
ックスが出ていますが、「成功」のメッセージが出るまで気長に待ってく
ださい。
SAPIと音声エンジンの組み込みに成功すれば、SAPIを直接叩くタイプの
読み上げソフトを導入する下地ができたことになります。
(7)デスクトップリーダーを組み込む。
拙作GenMDRInf.exeでプラグインを生成します。
HPRは体験版でも大丈夫です。デスクトップリーダーのディレクトリを尋
ねるので、ツリービューで選択してください。(デフォルトは、C:\
Program Files\IBM\MDR2).
英語のメッセージが出ますが、デフォルトのまま「はい」と答えれば、
スタートメニューへの登録も行います。スタートメニューには、英語名の
「MENU AND DIALOG READER」で登録します。
ただし、スタートアップ時の自動起動には、別配布の、拙作
DelayedStartupが必要です。音声エンジンの準備が整うまで、起動を遅ら
せなければならないからです。DelayedStartupプラグインを組み込んでく
ださい。
DelayedStartupも、GenDelayedStartupInf.exeを実行することで、プラ
グインを生成します。そこでも、「スタートアップに登録しますか」とい
う意味の問いかけが出ます。これもデフォルトのまま「はい」で答えてく
ださい。登録しなければ自動起動しませんから。
詳細はそれぞれの配布に含まれるドキュメントに書いています。
(8)あとはISOイメージを作ってCDに焼くだけです。
以上で要点の説明はおわりです。
BartPEの起動には2、3分かかるでしょう。Windows起動音は鳴りません。
(その時点ではサウンドがまだ機能していないため?)
手順がすべて成功していたなら、起動してまもなくデスクトップリーダ
ーがチャイムとともに声を出します。
休日が1日潰れることは間違いありません。
覚悟してやってください。
なかなか成功しないでしょう。うまくいかないときは、各プラグインの
説明を虚心坦懐に読み直してください。
また、何度もCDを焼く羽目になるのは確実なので、CDRではなく、CDRWを
使うのが経済的です。
成功したときの感動はウルウルものです(笑い)。
最後に、一言、お詫びです。
BartPEに関連して公開する拙作プログラムの多くは、英語表記で作って
います。海外の視覚障害者にも使っていただきたいためです。(英語版デ
スクトップリーダーでも動作します。)
ドキュメントは日本語で書いていますし、ほとんど入力の必要のないプ
ログラムばかりなので、少し不便だけれど、大きな障害にはならないだろ
うと思います。
悪しからずご了承ください。
2004年2月20日(金) Kazuhiro Kito
<k-kito@kazusoft.com>
<http://www.kazusoft.com/>
Received: from hotmail.com (sea2-dav38.sea2.hotmail.com [207.68.164.95]) by sl.sakura.ne.jp (8.12.10/8.12.6) with ESMTP id i1KAE5hU013623 for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Fri, 20 Feb 2004 19:14:05 +0900 (JST) (envelope-from zhiro@hotmail.com) Received: from mail pickup service by hotmail.com with Microsoft SMTPSVC; Fri, 20 Feb 2004 02:13:59 -0800 Received: from 218.46.228.15 by sea2-dav38.sea2.hotmail.com with DAV; Fri, 20 Feb 2004 10:13:59 +0000 X-Originating-IP: [218.46.228.15] X-Originating-Email: [zhiro@hotmail.com] X-Sender: zhiro@hotmail.com From: "Kazuhiro Kito" <zhiro@hotmail.com> To: <windows@sl.sakura.ne.jp> Subject: [windows:17738] BartPE用のヘルパープログラム類を公開 しました。 Date: Fri, 20 Feb 2004 19:13:58 +0900 Message-ID: <000001c3f79a$4106e120$6401a8c0@topazxp> MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp" Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Priority: 3 (Normal) X-MSMail-Priority: Normal X-Mailer: Microsoft Outlook, Build 10.0.4510 Importance: Normal X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.00.2800.1165 X-OriginalArrivalTime: 20 Feb 2004 10:13:59.0625 (UTC) FILETIME=[41BA2B90:01C3F79A] Sender: owner-windows X-ML-Sequence: 17738 X-ML-Name: windows Precedence: bulk Reply-To: windows@sl.sakura.ne.jp |