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メーリングリストアーカイブ [記事番号:19586]

[windows:19586] Re: ペーバーレスについて

松橋さん、ＭＬの皆さんこんにちは
増山です。

> 視覚障害で全盲者が事務系の仕事をするときに
> ワード・エクセルに加えてアクセスが習得できていれば、この上なく有利だと思いま
> すが、１番問題になることは、アプリケーションソフトを使用する前後の連絡事項の
> 受け渡しだと私は、思っています。
> 皆さんは、どのようにこの問題を解決されているのでしょうか。

漠然としたご質問なので漠然としてしかお話できませんが
私の事例を紹介します。別にレスが有りましたが重複している点はご容赦願いま
す。

データや情報の受け渡しについては、基本的に全てのアプローチを受け入れる様
にしています。
会議、打ち合わせ、電話、メール、ファックス、インターネット、印刷された書
類などです。
会議、打ち合わせ、電話については記憶に頼る部分が多いのですが、なるべくこ
まめにパソコンにメモを取り、
できるだけ議事録を作成し、出席者にメールで配信する事で誤解を防ぐようにし
ています。
長時間に渡る会議についてはボイスレコーダーを利用する方法も有効です。
インターネットに関しては、ある程度スクリーンリーダーでカバーできるからい
いのですが
メールについては各企業によって使用しているソフトが異なるので、
スクリーンリーダーで使用しにくい場合、かなりの工夫をしてでも使いこなさな
ければなりませんので。
これは、どうしても対応できない機能については、このＭＬで聞いてみるのもひ
とつの手です。
又、ファックス、印刷された書類の対応は、どうしても使用頻度が高いので自分
の机に専用のスキャナーを設置して
OCRソフトを数種類使い分けて処理し、基本的にＨＤＤ上に保存する様にしてい
ます。
ＯＣＲソフトによっては通常では、かなり障害になるテキストボックスも
ある程度問題無く読めたりしますので重宝します。
ここでポイントはテキストボックスの様な仕方の無い場合を除き
ＯＣＲではどうしても変換ミスが発生するので
作成した相手に元データがある場合はそれをメールで送付してもらう様にしてい
ます。
その時に次回からは可能な限り電子データで送付してもらう様、お願いしておく
事です。
尚、私の場合はファックスを受け取る事はあっても発信する事は無いので発信方
法については良くわかりません。
この件に関しては他の方にお願いします。

最近は社会の大部分の方が障害に対してかなり理解を示して下さるので
お願いすれば大抵の無理は聞いて戴けるのですが
やみくもにお願いしていては、かえって自分自身の社会進出の妨げになる可能性
があるので注意しています。
しかし、本当に出来ない事は出来ないとハッキルと伝えておく事も重要です。
大きい企業の場合、目が見えない事を知らずに
平気で画像や図面、手書きの書類を送ってくる事があるので
手書きの書類は避けて戴く事を強くお願いしておく事です。
しかし、図面や画像に関しては言葉でコミュニケーションするしか方法はありま
せんので各自の工夫が必要です。
これは私もかなり苦労していて相手にも相当の迷惑を掛けていますが
こちらが低姿勢で紳士的にお願いする事で大抵は快く対応してくれています。

又、ご質問にありましたアクセスについては企業や業務内容によって
利用価値が異なりますので、一概に有利とは言えないかもしれません。
実際に私の場合、アクセスやパワーポイント等の少し特殊なアプリケーションで
のデータ作成は殆どしておりません。
でも、読み上げだけはできる様にしておいた方がいいのは間違いありませんね。

参考になりましたでしょうか。

Date: Sat, 10 Jul 2004 22:47:37 +0900 (JST)
Message-Id: <200407101347.i6ADlbdI023505@www1.coralnet.or.jp>
From: 増山<shinmasu@p1.coralnet.or.jp>
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Subject: [windows:19586] Re: ペーバーレスについて
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