4. 国立国会図書館ホームページ、全国の47都道府県立図書館ホームページ、12政令指定都市図書館ホームページのアクセシビリティの現状

  1. ウェブバリアファインダーでの状況 http://www.infocreate.co.jp/bf/
  2. ウェブヘルパーテスト版での状況 http://www.jwas.gr.jp/
  3. 総合的な評価と現状分析

全国60公共図書館のホームページのトップページの状況について、フレーム使用の有無、画像リンクの有無、MAP利用の有無について等の調査を行いました。「ウェブバリアファインダー」では60公共図書館のトップページを調査し、「ウェブヘルパーテスト版」では、トップページ、利用案内のページについて調査し、数値化を試みました。80点以上の評価だったのは大阪府立図書館のみで、70点台として、佐賀県立図書館沖縄県立図書館秋田県立図書館の3館でした。逆にアクセシブルでない図書館として、10点台の図書館が、福岡市総合図書館岩手県立図書館徳島県立図書館の3図書館でした。また、国の図書館である国立国会図書館も23点と下から6番目と非常にアクセシブルでないページであることが分かりました。

よい例としては、ナビゲーションスキップを使用している宮城県図書館、ホームページ作りの基準を設けている金沢市立図書館、最近ホームページを公開したばかりの愛知県田原町図書館などを上げることができます。これら図書館のホームページがアクセシブルであるのは、ウェブアクセシビリティに感心があり、理解のある職員がいることが要因となっています。



Copyright(C)2004 杉田 正幸(Masayuki Sugita)
最終更新日:2004年7月30日